笑い‥Ottimo!
2011年 08月 12日
Giannaさんと前田さんと3人で、「第64回ロカルノ国際映画祭」へ乗り込んできました!
念願の映画祭!
Locarnoというのは、私が現在住んでいるスイスのTicino州の中でも北の方にある、観光地!
夏は音楽祭や、映画祭をはじめ、またドイツ語圏からも太陽&湖&山をもとめて大勢の観光客でにぎわう町のひとつです!(メニューもドイツ語表記が不可欠!というくらい、ドイツ語ユーザーでも困らないと思います。)
このロカルノ映画祭、去年も行きたかったのですが機会逃し‥今年は「一人でも絶対いく!」と心に決めていたので、「念願」というわけです。
「ロカルノ映画祭ってそんなに有名なの?」と思われる方も多いかもしれませんが、
国際映画祭でやはり有名なのは、
・カンヌ国際映画祭(フランス)
・ベルリン国際映画祭(ドイツ)
・ヴェネツィア国際映画祭(イタリア)
の3大映画祭。
加えて、
・モントリオール国際映画祭(カナダ)
⇒『おくりびと』がグランプリに選ばれたり、深津絵理さんが『悪人』で最優秀主演女優賞に選ばれたことで有名かもしれません。
・カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭(チェコ)
⇒2001年に『アメリ』がグランプリに選ばれています。
・マル・デル・プラタ国際映画祭(アルゼンチン)
⇒是枝裕和監督の『歩いても歩いても』がグランプリに選ばれています。
・上海国際映画祭(中国)
・モスクワ国際映画祭(ロシア)
⇒若かりしレオナルド・ディカプリオさん主演の『マイルーム』もグランプリに。
・ドノスティア=サン・セバスティアン国際映画祭(スペイン)
⇒河瀬直美監督の『玄牝 -げんぴん-』が去年国際批評家連盟賞を受賞しました。
・東京国際映画祭(日本)
・カイロ国際映画祭(エジプト)
・ワルシャワ国際映画祭(ポーランド)
⇒松本人志監督『しんぼる』も参加していました。
そして
・ロカルノ国際映画祭(スイス)
が国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の長編映画祭とされています。
今年は、日本から
【ピアッツァ・グランデ部門】
⇒ロカルノのメイン広場「ピアッツァ・グランデ(Piazza Grande)」にビッグスクリーンが設置され、人気のある作品が上映される。約8000人の観客を収容。
・松本人志監督『さや侍』
↑夜に、こちらで上映されます!!
【インタ-ナショナル・コンペティション部門】
⇒最優秀作品には「金豹賞」が与えられます。いわゆるメインのコンペの1つ
・青山真治監督『東京公園』
・富田克也監督『サウダーヂ』
【コンペ外部門】
・真利子哲也監督『NINIFUNI』
【批評家週間】
⇒ドキュメンタリーを対象。
・大西功一監督『スケッチ・オブ・ミャーク』
が参加し、松本人志監督に関しては、特集も組まれ1作目の『大日本人』と2作目『しんぼる』も公開されることになっています。
というわけで、昨日のお昼間公開だった『大日本人』を3人で観にいって参りました!
(今更~という声もありそうですが、私はどの作品も観ていなかったのです(汗)せっかくの機会!作品に対する賛否両論は以前から耳にしていたので、内容というよりもまっちゃんの世界観がどう作品に出ているのかが興味があった!)
日本人と日本に興味のある外国人ぐらいで、失礼ながらそんなに人いないんじゃないかと思っていましたが、意外とたくさんでびっくり。
さらに会場に入ると、舞台上にマイクスタンドが設置!!!
もしかして!!!!
ぎゃ!!!
ロカルノ映画祭扇子の裏には、イタリア語のカンペが(笑)
「Ottimo(イタリア語の「最高!」の意味)」ずくしの挨拶!
「ロカルノ、Ottimo」
「ロレックス(⇒スイス製)、Ottimo」
「アルプス、Ottimo」
と続き、最後の方に
「フェッラーリ(⇒イタリア!!!)、Ottimo」
(「それイタリアやろ!」というつっこみをいれたくなる)
最後に
「大日本人‥」
会場から「Ottimo」と締めたわけです(笑)
ちゃんと板尾さんにもふっていました、「Ottimo」節を(笑)
会場にいはるとは思ってもいなかったので、興奮♪
作品について詳しくは書きませんが、日本人ならでは笑えるところがちりばめてあったりしたので、「外国の人って、笑えたのかな?」と思ったのですが、Wikipedia「しんぼる」によると、
『大日本人』では外国人に見られることを考慮せずに製作していたものの、第60回カンヌ国際映画祭の非公式部門「監督週間」[1]で上映されるなどしたため松本が戸惑ったが、『しんぼる』では、当初から海外も意識し製作された。(Wikipedia「しんぼる」より抜粋)
とのこと。なんだか納得。
映画の作品としてはさておき、好きだというヒーローものをベースにしつつ、人気のあった者が廃れてしまう背景や、高齢者問題、離婚した独り者となった中年男性の気持ちなんかも混ぜつつ、でもシュールな笑いで。
まっちゃんの世界観に惹かれました。「メッセージはなんなのだろう」と。作品としては私は‥ですが、私はこの作品にこめられたものがとても気になる!
夫は日本の歴史物に非常に興味があり、飛行機で役所広司さんと佐藤浩一さん主演の『最後の忠臣蔵』(⇒おすすめです!)を最近は観てさらにその興味は深まったそう。
私「『さや侍』、歴史物ではないし、作品の賛否両論あるけど、どう?」
夫「興味あるから、観にいきたい!行こうよ!」
と珍しく誘いにのった!
というわけで、今夜は「ピアッツァグランデ部門」の「さや侍」に夫と観にいくことにしました。
8000人ちかい人と観るというのも、楽しみ♪
おまけ
映画祭の期間、町中が「豹柄」一色!
グッズも、お店のショーウインドーまでも!
特設ゴミ箱、現地の子どもが描いた絵かな?! と、町あげてのイベントだな~とわくわくです!
Festival del film Locarno
(ロカルノ国際映画祭)
http://www.pardo.ch/jahia/Jahia/home/lang/en(英・伊)
⇒毎年8月初旬にTicino州Locarno(ロカルノ)で開催されます。
Swissinfo.chでもロカルノ特集されています!
・「第64回ロカルノ国際映画祭、ハリウッド映画カムバック」(2011年8月5日)
・「ロカルノ国際映画祭、松本人志監督など4人の日本人監督の作品がノミネート !
」(2011年7月14日)
・「ロカルノ国際映画祭、青山監督作「東京公園」は若者の愛を普段の顔の東京で表現」(2011年8月10日)
昨日、念願の映画祭!
Locarnoというのは、私が現在住んでいるスイスのTicino州の中でも北の方にある、観光地!
夏は音楽祭や、映画祭をはじめ、またドイツ語圏からも太陽&湖&山をもとめて大勢の観光客でにぎわう町のひとつです!(メニューもドイツ語表記が不可欠!というくらい、ドイツ語ユーザーでも困らないと思います。)
このロカルノ映画祭、去年も行きたかったのですが機会逃し‥今年は「一人でも絶対いく!」と心に決めていたので、「念願」というわけです。
「ロカルノ映画祭ってそんなに有名なの?」と思われる方も多いかもしれませんが、
国際映画祭でやはり有名なのは、
・カンヌ国際映画祭(フランス)
・ベルリン国際映画祭(ドイツ)
・ヴェネツィア国際映画祭(イタリア)
の3大映画祭。
加えて、
・モントリオール国際映画祭(カナダ)
⇒『おくりびと』がグランプリに選ばれたり、深津絵理さんが『悪人』で最優秀主演女優賞に選ばれたことで有名かもしれません。
・カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭(チェコ)
⇒2001年に『アメリ』がグランプリに選ばれています。
・マル・デル・プラタ国際映画祭(アルゼンチン)
⇒是枝裕和監督の『歩いても歩いても』がグランプリに選ばれています。
・上海国際映画祭(中国)
・モスクワ国際映画祭(ロシア)
⇒若かりしレオナルド・ディカプリオさん主演の『マイルーム』もグランプリに。
・ドノスティア=サン・セバスティアン国際映画祭(スペイン)
⇒河瀬直美監督の『玄牝 -げんぴん-』が去年国際批評家連盟賞を受賞しました。
・東京国際映画祭(日本)
・カイロ国際映画祭(エジプト)
・ワルシャワ国際映画祭(ポーランド)
⇒松本人志監督『しんぼる』も参加していました。
そして
・ロカルノ国際映画祭(スイス)
が国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の長編映画祭とされています。
今年は、日本から
【ピアッツァ・グランデ部門】
⇒ロカルノのメイン広場「ピアッツァ・グランデ(Piazza Grande)」にビッグスクリーンが設置され、人気のある作品が上映される。約8000人の観客を収容。
・松本人志監督『さや侍』
【インタ-ナショナル・コンペティション部門】
⇒最優秀作品には「金豹賞」が与えられます。いわゆるメインのコンペの1つ
・青山真治監督『東京公園』
・富田克也監督『サウダーヂ』
【コンペ外部門】
・真利子哲也監督『NINIFUNI』
【批評家週間】
⇒ドキュメンタリーを対象。
・大西功一監督『スケッチ・オブ・ミャーク』
が参加し、松本人志監督に関しては、特集も組まれ1作目の『大日本人』と2作目『しんぼる』も公開されることになっています。
(今更~という声もありそうですが、私はどの作品も観ていなかったのです(汗)せっかくの機会!作品に対する賛否両論は以前から耳にしていたので、内容というよりもまっちゃんの世界観がどう作品に出ているのかが興味があった!)
日本人と日本に興味のある外国人ぐらいで、失礼ながらそんなに人いないんじゃないかと思っていましたが、意外とたくさんでびっくり。
さらに会場に入ると、舞台上にマイクスタンドが設置!!!
もしかして!!!!
ぎゃ!!!
ロカルノ映画祭扇子の裏には、イタリア語のカンペが(笑)
「Ottimo(イタリア語の「最高!」の意味)」ずくしの挨拶!
「ロカルノ、Ottimo」
「ロレックス(⇒スイス製)、Ottimo」
「アルプス、Ottimo」
と続き、最後の方に
「フェッラーリ(⇒イタリア!!!)、Ottimo」
(「それイタリアやろ!」というつっこみをいれたくなる)
最後に
「大日本人‥」
会場から「Ottimo」と締めたわけです(笑)
ちゃんと板尾さんにもふっていました、「Ottimo」節を(笑)
会場にいはるとは思ってもいなかったので、興奮♪
作品について詳しくは書きませんが、日本人ならでは笑えるところがちりばめてあったりしたので、「外国の人って、笑えたのかな?」と思ったのですが、Wikipedia「しんぼる」によると、
『大日本人』では外国人に見られることを考慮せずに製作していたものの、第60回カンヌ国際映画祭の非公式部門「監督週間」[1]で上映されるなどしたため松本が戸惑ったが、『しんぼる』では、当初から海外も意識し製作された。(Wikipedia「しんぼる」より抜粋)
とのこと。なんだか納得。
映画の作品としてはさておき、好きだというヒーローものをベースにしつつ、人気のあった者が廃れてしまう背景や、高齢者問題、離婚した独り者となった中年男性の気持ちなんかも混ぜつつ、でもシュールな笑いで。
まっちゃんの世界観に惹かれました。「メッセージはなんなのだろう」と。作品としては私は‥ですが、私はこの作品にこめられたものがとても気になる!
私「『さや侍』、歴史物ではないし、作品の賛否両論あるけど、どう?」
夫「興味あるから、観にいきたい!行こうよ!」
と珍しく誘いにのった!
というわけで、今夜は「ピアッツァグランデ部門」の「さや侍」に夫と観にいくことにしました。
8000人ちかい人と観るというのも、楽しみ♪
おまけ
映画祭の期間、町中が「豹柄」一色!
グッズも、お店のショーウインドーまでも!
(ロカルノ国際映画祭)
http://www.pardo.ch/jahia/Jahia/home/lang/en(英・伊)
⇒毎年8月初旬にTicino州Locarno(ロカルノ)で開催されます。
Swissinfo.chでもロカルノ特集されています!
・「第64回ロカルノ国際映画祭、ハリウッド映画カムバック」(2011年8月5日)
・「ロカルノ国際映画祭、松本人志監督など4人の日本人監督の作品がノミネート !
」(2011年7月14日)
・「ロカルノ国際映画祭、青山監督作「東京公園」は若者の愛を普段の顔の東京で表現」(2011年8月10日)
by ca_rino
| 2011-08-12 19:36
| いべんと