夫の成長

日本滞在期間、もちろん私たちの共通語は「なんちゃってイタリア語」なので、込み入ったことはイタリア語で話していたわけですが、今回は簡単なことは「日本語」にしてみました。

夫は、もう3年も前になるのですが、仕事で3ヶ月無給休暇をもらい、大阪の日本語学校に勉強にきていました。そのおかげで、初級中の初級レベルの日本語は話せていたのですが、毎回日本に来るたびに、「日本語上手になってるね~」なんて皆からは言われていました。
とはいえ、その3ヶ月以降は日本語の勉強はできておらず、私も本人もそこまで上達しているとは思っていなかったのですが‥。
もちろん、使っていない日本語を一定のレベル何年も保ち続けていること自体、すごいなぁと思うのですが。

ただ、今回!究極にレベルアップしました。
これは私も本人も納得。

私の両親や祖父母、親戚とは日本語のみ。
そういうところから鍛えられたのでしょうかね‥
祖父は毎回会うたびに、地図帳をひっぱりだしてきて(⇒血筋)山の話をするのですが、これは彼にとっていいトレーニングになったようで。
「おじいちゃんは、毎回同じ話をするから、そのおかげで言っていることが年々わかってきた!!」と。(笑)

なんと日本語で親父ギャグを毎日飛ばせるようになり、これにはびっくり。
たいがいしょうもないものばっかりで、私は「しょーもなー」と流して、彼は一人で笑うという始末だったのですが、中にはかなり高度なネタもあり、ネタ帳をつけていなかった自分に反省。
言語というのは、こう楽しみながらまた学んでいくもんなんですよね、きっと。
本人も、また日本語が楽しくなったようで、よかったです。
なかなか、家で構えて勉強しようとしたらできないものなので。

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今回、彼が習得(?)したもの、さらに2つ!
1つは、★★温泉★★
もう1つは、★★納豆★★

私がこよなく愛する2大要素を克服どころか、「大好き!」と言ってくれたことに感激しました。


まず温泉。
こちらは、
●一人で謎な空間に入り(だいたい男湯、女湯で別れてますしね‥)、何か間違ったことをしたら恥ずかしい。しかも裸だし‥
というのが理由。

スイスにも、温泉は結構たくさんあるのです。が、何度「行こう!!」と言ってもぜんぜん乗らず。(水着着用なんですがね‥)
日本人と結婚されている友達夫妻の旦那さん(スイス人、イタリア人)は皆、「温泉、本当にいいよー」といわれているにもかかわらず、断固として拒否でした。


ただ、次の秋に夫の従姉夫妻を日本案内することになっているので、「温泉の入り方」というものを今回絶対!!マスターしておかないといけないという使命を感じていた夫。(温泉にそんな負担を感じるなんて‥かわいそうに。)
というのも、この従姉の旦那さんは、日本が大好きで、日本へずっと行きたい、行きたいと言ってくれていたのです。そんな彼の旅へのキーワードは、「ゲーム」(ありがち。任天堂のゲームは全て愛用)、「富士山」(昔からの憧れらしい)、「民宿」(おおっ!)、「温泉」(でた!!)なわけで。


今回の滞在では、なんと温泉の相方をみつけたわけです!
私の父。
これで不安要素はなくなったわけですが、温泉に行く前の夫は、なんだか少食であきらかに緊張気味(笑)
男湯、女湯で別れる前も、「暑すぎたら、勝手にあがったらいいんだからね!無理して付き合う必要ないからね!(←幼き頃、銭湯でのぼせて倒れた経験をもつ私。経験者ゆえにここは強調)」と何度も注意して別れる。

いつもは1時間以上、私と母と妹で温泉につかるのですが、気になって1時間程で退出。
ゆでダコになったような、真っ赤な夫と再会。
で、感想は?!

「温泉、毎日入りたい!」

よく言ってくれた~!!!

どうやら、湯にゆっくり使って疲れをとるということの気持ちよさ。
家のバスタブで感じるものに比べて、何百倍もよかったようです。

「サウナにも入った」

えええ!!
サウナ、苦手(そうなタイプ、私が思うに)じゃないの?!
と思ったら、案の定、普通ならサウナ入らないけど、私の父が入ったので「ここは入ってみようか」と思ったらしいのですが、あまりの暑さにこちらはすぐに退出したとのこと。


それにしても、この温泉のなんともいえぬ良さを彼自身感じてくれて本当によかったよかった。
父にも感謝です。

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さて、納豆。
こちらは、初めて日本へ来てくれたときに、ためしに食べてもらった(誰もが通る道かも?!)。
案の定、「ぐぇ‥」
これが遡れば、すでに5年近く前。

それから強制はしていないのですが、毎年来日するたびに自分から試しに食べたいと言うので、毎年食べていたわけです。もちろん1回だけ。
年を重ねるたびに、
「ぐぇ」(大嫌い)
「変な味」(嫌い)
「好きじゃない」(まだ嫌いより)
までレベルが上がってきていたのですが。

昨春、結婚式のために家族で来日していた際、親友(スイス人)は納豆を「悪くない」といってぺロリと食べ、妹も「嫌じゃないよ」とぺロリと食べたのをみて、再度挑戦。
「嫌いじゃない」(どちらかというと好きより)
に、落ち着いたのでした。

今回、実家で夕食をよばれた時に、私はもちろん納豆を。
夫には、「どうする?」と聞いてみたところ、「今回も、食べてみたい」という挑戦が。
というわけで、「余ったら私が喜んで食べるから、気軽に残して大丈夫」といって優しい言葉をかけつつもの、私は「夫の納豆も食べれる~」と喜んでいたのでした。
きっと「好きになりかけ‥」ぐらいかな~という淡い予想も、彼が納豆を口にして発した言葉に打ち消されました。

「おいしい!」(好き)

と言って、すべて平らげたのでした‥
あーーー私の納豆‥(自分のは食べたけど。)

いやいや、一本とられました。
まさか、彼にとって納豆が「おいしい」と思える日が来るなんて。
納豆好きの私としては、うれしい限りです。

やはり、新しい味だったので、時間をかけて慣れて、自分の好みか否かまで判断できる段階にきたんですかね。
たしかに、はじめてお味噌汁を飲んだ6年近く前は、「悪いけど好きになれない」とか言っていたのに、今ではそのお味噌汁も大好き。
どちらにしても、「おいしい」と思えるものに出会えたのはよかったな~と思っています。

ただ、朝に納豆はまだ無理なようです。

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おまけ
夫は日本の美容院(といっても1つのお店しかいったことがない)がかなりお気に入り!
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(写真、おでこが寂しそうだったので、ペイントでリーゼント載せてみたらえらいことになりました‥がほったらかしです。)

いつもお世話になっているBOBSさん。
イタリアに住んでいた時に、一緒に住んでいたペルー姉さんに美容院につれていかれて大失敗した時の、その後のケアもしてくれた長いお付き合いです。
日本に帰ってきたら必ず行くのが、ここ。
今回は夫も行きたいということで、彼は2回目の訪問。
日本の美容院というのは、髪を切る、アレンジするという意外に、「癒し」の要素があると思います。昔、あるカフェでバイトをしていたときの講習で、「自分の好きなお店は?」というのに、すかさず美容院(BOBSさん)を挙げた記憶があります。美容院にいくと、髪も気持ちもすっきりするの。

夫は、ユニークで素敵な美容師さんと、彼の洗髪時のマッサージがかなりお気に入りで。
私も、カットと、髪のお悩み相談(「老いを受け入れていかないといけないよ」という名言を頂戴しました)、今週末の結婚式へのヘアアレンジ方法を教えていただき、満足。

スイスでも、自分のお気に入りの美容院がみつかればいいのですが‥

さて、今週末の結婚式。不器用な私はうまく教えていただいたようなアレンジできるのか‥


by ca_rino | 2011-05-26 17:34 | たのしむ