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ここではいつもトラブル

こんにちは。
曇っているだけで、もう夕方かと思ってしまうような暗さです。がまだ、15時でした。


昨日は、夫の同僚がタイから3週間のバカンスを終えて帰国したので、空港まで迎えにいってきました。
同僚間で、休みをとって送り迎えをしてあげる‥ということを、よくやっています。
不思議な習慣ですが、私も8月に友人が日本から来てくれたときは、夫が半休をとれず、同僚が好意で半休をとって一緒に迎えに連れていってくれました。
持ちつ、もたれずという感じでしょうか。


さて、家からはミラノのマルペンサ空港が近いのですが、今回はミラノのリナーテ空港に到着とのこと。
ヨーロッパ便や国内線用の小さめの空港です。





渋滞に巻き込まれ、着いたのは到着予定時間から1時間遅れ。
ですが、昨日は北ヨーロッパの大雪で飛行機がキャンセルされたりと、ごたごたしていたので、アムステルダム経由の彼の便も40分以上遅れ。
しかも、荷物がなかなか出てこず、結論としてはロストバッゲージ。
近日中に自宅まで届けてくれるはずなので、その点はよかったのですが、なんせタイ帰りなので、結構軽装。外はみぞれになりかけの雪が降っているし、寒そう。
さらに、タイで足の調子が悪くなり、ひきづりながらの帰国。
結局、その「足」で地元の救急まで送り迎えをしたのでした。

ふんだりけったりとは、まさにこのこと。
どうやら4日間の休養と薬とで治ると診断されたのですが、クリスマス休暇も本当に「休暇」で終わると嘆いていましたが、でも大事に至らなくて何よりです。


さて、この空港。
実は一度きたことのある、今となっては思い出深い空港。
ここではいつもトラブル_d0179006_22241378.jpg



4年前のクリスマスに、スイスに1週間ほど行ったのですが、アリタリア航空を使ったので、チューリッヒ→ミラノ→関空という行程でした。
が、その日はミラノで濃霧発生。
そんなわけで、まずチューリッヒからの離陸が1時間遅れ。
そして、1時間遅れの便が飛んで少ししたところで、アナウンス。
「マルペンサ空港付近、霧が濃いため、別の空港に着陸することになりました」

えええ!

で、到着した空港が、このリナーテ空港だったわけです。

当時、アリタリア線を選んでよかったと、つくづく思ったものです。
英語が苦手な私としては、イタリア語で案内、およびいろいろと聞けるのは助かった。
とはいえ、アリタリアを選んでいなければ、ミラノを経由することもなかったので、このようなトラブルに巻き込まれるわけもなかったのですが、、、。


機内でCAさんに
私「乗り継ぎしないといけないのですが、どうしたらいいですか?」と尋ねると、
CA「到着後、係員が指示しますから、そちらで聞いてください!」とおだやかな感じ。
イタリアでトラブルをそれなりに経験してきたと言える私。
なんで、そのときはすんなり受け入れてしまったのだろうか。。

到着後、空港内はぐっちゃぐちゃ。
スタッフ誰に聞いても、答えはバラバラ。
ある人は、「マルペンサまでとりあえずバスで行きなさい」といわれ、ある人には、「ローマまでここから国内便で飛んで、ローマから帰りなさい」といわれ、ある人には「私たちもわからなくて困ってるのよね」と。
いや、、、ある意味想定できたことかもしれないのに、さすがに面食らいました。

ローマまで飛ぶか‥と思ったりしていたのですが、最終的に冷静になってマルペンサにとりあえずいくことにしたわけです。

結局、マルペンサからの便はキャンセルになり、チケットを変更するために4時間以上立ったまま並び‥という散々な一日でした。
マルペンサでは、「今日は全部キャンセルだから!!」といっていたのですが、ちゃっかり東京便が飛んでいたのを、後で知りました。本当に不思議。

とはいえ、悪いことばかりではなく、いいこともありました。
マルペンサ行きのバスにやっと乗れて、席が空いていないと思ったら、一つだけ空席が!と思うと、その隣には日本人らしき女の子が。
で、話してみると大阪の女の子で、意気投合。
それがこの夏にイタリア人の彼と結婚したEMIKOちゃんでした。
彼に会いに、言葉もわからないイタリアへ来た、その帰りだったわけです。


悪天候によるフライトキャンセルには、何の保障もしないと聞いていたのですが、なんとアリタリアはホテルを用意してくれ、しかも4つ星の。
エミコちゃんとはホテルも同じで、帰りのフライトも同じ。そんなわけで、旅行が一日のびたような楽しい一日をすごせたのでした。

たしか帰りの飛行機で、EMIKOちゃんの彼氏(今の旦那さん)からの手紙を読ませてもらい、彼女に内容をお伝えしたのですが(全部イタリア語で、当時彼女はまだイタリア語を勉強しはじめたばかりでした)、それはそれはロマンチックな内容で、彼に会ったこともない私もほろりとくるものでした。

この10月にお互い夫婦とはじめて4人でヴェネツィアで会ったのですが、この4人を結びつけたのがあの4年前のトラブルとなると、今となってはうれしい思い出。
夫ははじめて友人夫妻に会ったのですが、「なんというか、めっちゃいい夫婦!」と連発していました。
4人で食事をしているときに、EMIKOちゃんの旦那さんが言ったいたフレーズ。
それが、まさに私たち夫婦が交際中からモットーとしてきた内容とそのまま同じだったので、そのフレーズを聞いたときには、思いがけずうるっときました。
で、夫をみると、彼もうるっときていました(笑)
不思議なご縁です。


ここではいつもトラブル_d0179006_22581449.jpg
さてさて、写真から空港の外の様子わかりますか?
パーキングなのですが、パーキングじゃない部分にもがんがん駐車されていて‥
しかも、年末ということもあり、また2015年にどうやらミラノエキスポが開催される?ようなので、それに向けてなのか、いたるところが工事中。
工事はしているし、駐車はぐちゃぐちゃだし、さらに標識がわかりにくいから、出口がわからない。


スイスでも運転はまだしたことない私ですが、イタリアで運転する日は来ないだろうな‥と感じた一日でした。
by ca_rino | 2010-12-22 23:01 | いどう