クリスマスの前に、、

昨日は冬至だったんですね。
友達からのメールで気づきました。

今日は雨のまたどよんとした一日です。
白一面の世界もどこにいってしまったのか。。。


今はまさに忘年会も終盤のころでしょうか。
こちらでは、やはり年越しよりもクリスマスが重要。
クリスマスは家族とすごす大イベントなのです。
お正月は、どちらかというと友達と過ごしてパーティーをしたりとか。

クリスマスや年末に向けて、こちらも「忘年会」のようなものが行われるようで、夫の職場での食事会は11月にあったそうです。とはいえ、職場の5割の人しか参加しないらしいのですが。

あとは友人との食事会。
これが結構ある。
本当は4回くらいあったのですが、1回はキャンセルになり(お腹くだしたため)、もう1回は和食を同僚の子どもと作ろうという話だったので、年明けにしてもらいました。

で、その最後の1回がおととい。
以前にブログでも書いたグロットにて。




絶対しっかり食べたかったので、胃のはたらきをよくする漢方を飲んでいきました(笑)
それくらい、ここはやっぱりおいしい。

比較的近所ではあるのですが、山の中にぽつっと。
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扉を開けると、オーナーのおじいさんが、暖炉にかかった鍋でポレンタをぐつぐつと煮てました。香りが食欲を刺激する。。。
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ベラルーシから、友達のお姉さんが来ていたのですが、
「シメにグラッパ飲む?」と聞かれて、断っていたのでアルコール度の高いものを飲まないのかと思いきや、
「寝る前にウォッカ飲むから」という答えに、一同びっくりしたのでした。

メンバーの中には、先日友達ふうちゃんが来ていた時に一緒にフォンデューを食べにいった新人同僚もいたのですが、また彼が変わり者で、、、。
友達のことも名前が覚えられず、彼女をいきなり「マリア」と呼ぶ始末。
すると今回も、ベラルーシから来ているお姉さんの名前が覚えられず、彼女のことも「マリア」と呼んでいた。。マリアネットワークが広がっています(笑)


今回のメンバーに、一人だけ私は知らない人が。
夫の元同僚で、去年退職されたという62歳の方でした。
うーん。初対面だし、年配の方だし、やっぱり敬語で話した方がいいのか。
私、イタリア語の敬語(日本語みたいに特別な言葉があるわけではなく、使う人称が変わるだけ)が非常に苦手で、苦戦しつつも使っていたわけですが、、
結局、途中から話題が熱くなったので、普通に切り替えました。というか、そうじゃないと話せない。


話題は、、、
「初めてスイスに親戚が来たらどこに行くか」というもの。
大きくわけると2つにわかれ、○スイス国内派と○イタリア北部・中部派でした。
私と夫は、「来てくれた人が何を見たいかで、どこに行くか決める」というなんとも生ぬるい?感じでしたが、他はびっちり分かれました。

○イタリア北部・中部派
→イタリアが近いんだし、見所も多い。せっかく初めて来たんだったら、いろいろと見たいだろうし、イタリアは誰もが行ってみたいところ。なので、ティチーノを数日と、あとはミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェに行けば満喫できる。

○スイス国内派
→せっかくスイスに来ているのに、なんでもっとスイスを見せてあげないのか。スイスも見所いっぱいあるのに。しかも初めてスイスに来ているのにイタリアへ行くなんて!!!

とのこと。


なるほど。と、よく考えればイタリア推進派はベラルーシとイタリア人(とはいえスイス育ち、スイス在住、スイス在職)のご夫婦。一方、スイス推進派は根っからのティチネーゼ。
郷土愛かな。
特に、この元同僚の方。イタリアが好きじゃないとのこと。細かくいえば「イタリア人」が好きじゃない。
仕事柄、イタリア人と一緒に40年間毎日やりとりをしていた中で芽生えた感情らしい。それを聞くとわからなくもないような、、、もちろん私はイタリア人好きだけど、確かに仕事を一緒にするのは難しいと思う。
「フランスでも、スペインでもその他はどこでも行くけど、イタリアがどんなにきれな場所があるかも知っているけど、コーヒーでさえ飲みに行かない。なぜならイタリア人がいるから。」と強固な意志をもたれていました。
やっぱり国境付近、いろいろとうずまく感情があるんですね。

夫の実家はオーストリアやドイツに比較的近いのですが、あまりドイツ人のことをよくは思っていない人が多い気がする。顕にそういう感情を出すわけではないですが。


日本に夫の親戚が来てくれたら、やっぱりいろいろと自国を知ってもらいたいし、案内したいという気持ちはとてもわかる。
ただ日本は、地理的な条件が大きく作用して、「日本に旅行=日本国内」というのがほぼ当然だと思うわけなので、陸続きの彼らの話とはちょっと条件が違うか‥
でも同じイタリア語圏でもやっぱり言葉によりも国にアイデンティティをもつんだな‥イタリアとスイスは線引きされているのね‥と感じた時間でした。

とはいえ、険悪だったわけではなく、なかなか話も盛り上がり、「マリアと呼ぶ」例の彼が「デザート食べなきゃ」というので、デザートまで食べた次第。

クリスマスと新しい一年を願って、満腹です。

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そうそう、このお店。11月から3月まで、月曜に加えて火曜日もお休みになっていたようです。
そんな張り紙が目に入った帰りがけ。はて、私たちが行ったのは火曜日。
予約の際に、ここのオーナーと仲のいい同僚が電話してくれたのでした。
なんだかイタリアっぽいというか。
いや、ティチーノっぽいという言うべきなのかな。
by ca_rino | 2010-12-23 18:26 | たべる