スイスの車窓から ~Andermatt編
2010年 09月 28日ここずっと天気のいい日が続いてます。まさに秋晴れ。
太陽の光にあたると、半そででもいいんじゃないかと思うくらい暑い。
のに、日陰に入ると、長袖2枚では足りない。
そんな感じです。
週末は、実家でのイベント、そして地元での祭りに参加してきました。
今朝はやっと先週からのプチ仕事が終わったので、気持ちを切り替えて、まずは‥ブログを。
もうすでに、ずいぶん前の話になってしまいましたが、9月15日に日帰り電車の旅をしてきました。
その場所は
Andermatt(アンデルマット)
ちょうど、スイスのイタリア語圏とドイツ語圏の境にある地点といってもいいかもしれません。
Andermattの町は、ドイツ語圏に位置しています。
何をしにここへ向かったとかというと、スイスに住む日本人の友達に会いに!
彼女との出会いは、たまたま彼女のブログをみていて、共感する点がたくさんあり、コンタクトをとったのが始まり。
そこから、何度かメールや電話のやりとりをして、一度会うことに。
スイスの中でも南端に住む私と、スイスの中央部に住む彼女。
その距離近いようで、その間にアルプスが存在するわけです。
片道3時間強でお互いの町は行き来できるわけですが、中間地点で会おうという彼女の提案に賛成!
で、みつけた場所が、このAndermattだったわけです。
「北はドイツ方面、南はイタリア方面と結ぶ交通の要所として古くから栄えた」と言われているようで、まさにドイツ語圏に住む彼女とイタリア語圏に住む私にはぴったりの中間地点☆
☆地図やいろんな解説も加えて、Mikaちゃんが詳しくブログで書いてくれています!☆
だいぶ前からかなり楽しみにしていたこの日!
天気はかなりよく、まさに旅行日和☆
夫も夫ファミリーもとても喜んでいて(前日も、「どうだったか報告してね!!」と実家から連絡があった。)、ちょっとしたお祭りのようでした(笑)
私の住むところからは、電車を2回乗り継いで2時間半。
まずは、こちらBellinzona(ベッリンツォーナ)で乗り換え。
世界遺産に指定された城砦があることでも有名な街。
こちらは、この夏に母と行ってきました。
そして、まさに「世界の車窓から」。
せっかく勉強グッズをもっていっていたのに、1時間ちょっとでいろいろと表情を変える山に魅了。
そのうちに、手もとまり、その時点で勉強も終了。
外を見ているだけで、おもしろい。
と思いながら、そういえば、約5年前にVeneziaからSt.Gallenまで、このルートを何回か往復していたんだなと思い出す。
あのときは真っ白だったけど、片道7時間もかけてここを通っていたんだなと懐かしく、また今ここを通っていることが新鮮で、とても不思議な感じでした。
さて、St.Gotthard(サン・ゴッタルド)のトンネルを抜けると‥
そこは、
「ドイツ語圏」でした。
トンネルを越えたと同時に、車内アナウンスがドイツ語へ。
「えええ、ぜんぜんわからない!」
これで、「ああ、ドイツ語圏に入ったんだ」と感じました。
最近の興味は、「スイス人にとって、言語圏が違うところでも自分の国の一部だと感じるのか」ということ。
同じ国なのに使用している言語が違う。
私からは、まだまだ「使用言語が変わる=国が異なる」というイメージが抜けきれておらず、それだったらドイツ語圏に入った時点で外国に来たという気になるのか?!といったら、トンネル越えただけではそんな気にもならず。でも実際は同じ国なんだなぁと‥なんだかとても不思議な気分になります。
というわけで、こちらGöschenen(ゲシェネン)で最後の乗り換え。
降り立つと、ぐっと寒さが身にしみる。
持ってきた裏起毛のブルゾンを羽織、最後の列車へ!
窓も大きくきれいな列車。
中に地図もあり!(→地図を忘れたので、嬉!)
私営の列車だろうなと思っていたら、どうやら有名な氷河急行だったようです。
こちらの電車は、そのまま乗車するとマッターホルンが望めることで有名なZermatt(ツェルマット)までいけます。
そんなわけで、小さなAndermattでは、日本人旅行客の方に結構遭遇しましたよ。
氷河急行に乗り込むと、ゆっくりと電車はのぼり‥。
岩肌がみえた山と、山の緑。ぜんぜん私の住むTicinoとは違う。
車窓からの山々に釘付け状態でした。
Andermattについては、何も下調べなしだったのですが、事前に唯一調べてしっていた「悪魔の橋」がいきなりでてきたものだから、再び窓に釘付け。
そんな中、いつのまにか到着。
ドアの開け方がわからず(手動ドア!)、早速助けてもらいました。
30分ほど時間があったので、とりあえず散歩へ。
じーんと寒いものの、冷たい空気がおいしい☆
氷河急行とすれちがい‥
住宅街を抜けると‥
こんなおだやかな光景が。
中心街からおそらく10分も離れていないところから、山を望む。
贅沢です。
ゆったりとした気持ちで、でもちょっとどきどきしながら、駅へと足を進めたわけです。
いよいよ合流!
by ca_rino
| 2010-09-28 19:23
| りょこう