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今年のスイスの冬は、100年以来の暖冬らしいです。
でも、なんだか毎年「今年は暖冬」って言っているかのような…

温暖化現象を五感をもって感じると同時に、なんだか恐ろしくもあります…


これから「冬到来」…というところですが、

100年以来の暖冬からようやく冬らしき日々へ_d0179006_00540939.jpg

冬の「悪魔」を追い払い、春を迎える準備をするお祭り♪
Fasnacht(カーニバル)

今年の年賀状に、去年のバーゼルのカーニバルで撮影したものを使用しました。



カーニバルは、ざっくり言うと、宗教的な祝祭と、生活・季節に根ざした祝祭が融合したもの。


Fasnachtの語源は、「Fasten」(断食)+「Nacht」(夜)で、カトリックではカーニバル終了後からイースターまでの40日間(四旬節)、「断食」をすることになっているようです。

もともとは、その断食の前に、肉や嗜好品を楽しみ、わーっと騒ごうというような趣旨のようですね。

carnivalも語源は、「carne vale」(肉よさらば)「carnem levare」(肉を減らす)から来ているようです。
(参考:「carnival」『ブリタニカ国際大百科事典』)


断食といっても、全く食事をしないわけではなく、質素な食事、強いて言えば質素な生活を送る…ということ。
ただ、カトリックを信仰しているからといって皆がそうするわけでもないようで、厳格な方はそうするようです。

私を昨年受け持ってくださったドイツ語教師のご主人は、お酒も、もちろん肉も食べず野菜中心の食生活だとおっしゃっていました。




バーゼルの伝統的なカーニバルのパン、Basler Fastenwähen

100年以来の暖冬からようやく冬らしき日々へ_d0179006_01115053.jpg

クミンがのったこのパンのお味は、まさに「シンプル」。
断食を感じさせるほどシンプルですが、私は結構好きです!

パン屋さんやスーパーのパンコーナーで1月入ると見かけます♪



今年のバーゼルのカーニバルは、2014年の3月10日から12日
すでに町もカーニバルに向かっているのを感じられます♪
今から楽しみ!

バーゼルのカーニバルは、スイス最大級です!
しかも、他の地域のカーニバルとは違っているところが!?
バーゼルのカーニバルについては、また改めて。




100年以来の暖冬からようやく冬らしき日々へ_d0179006_00461302.jpg

最近はまっているのがこちら!
Fresch Ginger & Lemon Tea。
大好きな生姜とレモンを切って、熱湯を注いだだけの、お手軽ドリンク。

明日は最低マイナス5度。
こんな寒い日には、家にこもってこちらをいただくのが、つかの間の幸せです♪


どうぞ、皆さんお体に気をつけて!
冬を楽しみましょうね♪




# by ca_rino | 2014-01-24 01:16 | たのしむ

恒例のごとくになってしまいましたが、ご無沙汰の更新です。
凝り出したらずっとするのに、やらなくなるとそのまま…になってしまうのが私の悪いところでもあったり…


と、独り言のような反省からはじまりましたが、2014年も2週間が過ぎました。


遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。


【のんびり】が何乗にもなりそうですが、自分のペースで撮り貯めている写真をいれながら、つらつら…と書いていければと思います。


よかったら今年もお付き合いよろしくお願いいたします。





2013年、日本から帰国した翌日に出向いてみた、Basel(バーゼル)の中心、Marktplatz(マルクトプラッツ)。
今年も駿馬のように駆けぬける?!2014年1月。_d0179006_2423935.jpg


シンプルながら、市庁舎にも負けないほど存在感のあるクリスマスツリー。



こちらは、年明けの同じ場所。
今年も駿馬のように駆けぬける?!2014年1月。_d0179006_2181518.jpg



左下の車はクリスマスの装飾を撤去しているようですね。

てっきり、1月6日(東方三博士の日)を過ぎたらクリスマスを祝うものはすべてしまってしまうのかと思いきや、バーゼルのクリスマスツリーは1月12日までは被写体として現役続行していました!

が、今日通ったらすでになく…


今年の12月まではツリーとはおさらばです。
長い間ご苦労様♪



南スイスやイタリアは雪が積もったようですが、バーゼルはそこまで寒くなく。

2月に急に寒くなるんじゃないかと思っていますが、とりあえず今はこの心地いい寒さを満喫しなくては!


みなさんも、どうぞお体にお気を付けください♪
# by ca_rino | 2014-01-16 21:00 | わたしのこと

2年という時間

あっという間に逃げてほしくなかった「2月」も終わり、3月。

バーゼルでも春の訪れを体全体で感じられるようになりました。

鳥の声が聞こえるな…なんて思っていた先週。
いつもトラムから見慣れた景色をみていると、芝生にぴょこっと現れた黄色のクロッカスや青色の花。

2年という時間_d0179006_711899.jpg


2年という時間_d0179006_724282.jpg


思わず、学校帰りにトラムから降りてじーっと眺めにいってしまいました。
おそらく周りの人からみたら、変だったでしょうけど(苦笑)



スイスではまだ3月11日。
あっという間の2年でした。


歌詞にあるように、「何かを通して想いが伝わる」ことを信じて。
物理的な距離を乗り越えて、できることを続けていきたいです。

2年前に折り鶴の活動通して知り合った、そして上記の曲「to U」を教えてくれた、ドイツ在住のまさみさん
縁があって先週末にバーゼルでお会いしました。

初めてお会いしたのに、ずっと知っていたような。
想いを共有してきた気がしました。

震災という悲しい出来事を通してではありましたが、Ticino在住のGiannaさんやgioiaさん、ドイツ在住のまさみさんをはじめとするここには名前を書ききれないほどの仲間がいたこと、いることに改めて感謝です。


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そして、来週3月17日(日)には、バーゼルで【Japanisches Dankeschön-Vorfrühlingsfest】-「世界の皆様ありがとう」というイベントが開催されます。

東日本大震災の復興活動における世界中からの援助への感謝の気持ちを込めて行われます。

【Japanisches Dankeschön-Vorfrühlingsfest】-「世界の皆様ありがとう」
【日時】 2013年3月17日(日) 12時~19時

【場所】 Gemeindehaus Wettsteinhof, St.Theodor
      Claragraben 43, 4058 Basel

【費用】 入場無料

歌や和太鼓演奏、折り紙ショーなど、色々なプログラムが用意されているようです。
また麺類をはじめとする和食類や和菓子の屋台も並ぶようです♪

詳細は以下の【スイス情報.com】で紹介されているので、ご確認ください。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.10151373993616838.515539.135579006837&type=1&l=e895a401de

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スイス人のトーマス・コーラ(Thomas Köhler)さん、ご存じですか?
2月28日の朝日新聞記事「Negative:Nothing」公式HPより)でも紹介されていたので、ご存じの方もいらっしゃるかもしれません。

スイスのとある旅行会社で日本旅行担当をしていた彼は、震災後職を失いました。
「日本にはまだ安全な場所がたくさんあるんだ」ということを確かめ、そして世界中の人へとアピールするために、「日本列島を北から南まで歩いて縦断」されたのです。


その彼の旅が、今ドキュメンタリー映画「Negative:Nothing 全てはその一歩から」としてスイス(ドイツ語圏)・日本(東京)で公開されています。
2年という時間_d0179006_8111737.jpg
             (「Negative:Nothing 全てはその一歩から」公式HPより)




私は本日の3月11日に、彼の地元Winterthurで観たかったのですが、1週間以上前に完売。
4月半ばにバーゼルでも公開されることになったので、そちらを予約しました。

今後は東京の他に、大阪でも公開されるようです。
ぜひ、日本を愛するスイス人の方が歩いて見た日本。
彼が再発見した日本の魅力を、この映画を通して感じてみませんか?
ぜひ機会があれば、観に行ってみてください。

「Negative:Nothing 全てはその一歩から」公式HP:
http://negativenothing.com/ja/

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最後になりましたが、亡くなられた方のご冥福と被災地の一日も早い復旧を心よりお祈りいたします。
# by ca_rino | 2013-03-11 23:30 | いべんと

逃げないで、2月!

「逃げる2月」といわれる2月。
確かに、あっという間に2月も後半…。

スイスの中でも南スイスのTicino州に続き、比較的暖かいといわれるBaselでも、白銀の世界になったり、雪解けで青い芝生が顔をだしたり…

逃げないで、2月!_d0179006_846311.jpg

家の前の芝生に、秋にみかけたリスが遊びにもどってきた!!

と思ったら、また雪が降ったり…
逃げないで、2月!_d0179006_9235637.jpg


と、寒暖の差が激しかったのですが、先週末は雪も解けて、市内も春らしくなってきた?!

逃げないで、2月!_d0179006_8155454.jpg



そして、今週月曜日、2月18日朝4時から21日朝4時までは、
Baselのカーニバル(Fasnacht:ファスナハト)
逃げないで、2月!_d0179006_8324389.jpg

72時間ノンストップの、Basel出身の人が毎年大切にしている大イベント。


カトリック圏で一般的に行われるよりも遅いBaselのカーニバル。
そしてプロテスタント圏であるBasel。
プロテスタント圏では通常祝うことのないカーニバルが行われる、唯一の都市だとか?!


とはいえ、祭り自体は、宗教的な色よりも、むしろ春を迎えるにあたって邪気を払うような意味がこめられています。
そんなわけか、月曜日からは急に暖かくなって、まさに春が訪れたかのような日々。


カーニバル初日は現在通っている語学学校も休みということで、朝4時のカーニバルの幕開けとなる「Morgenstreich(モルゲンシュトライヒ:朝の一撃)」、午後の「Cortège(パレード)」、夜は街をうろうろ…と初日からはりきっていってまいりました!

が、


翌日に体調を崩しました(苦笑)

完全防寒(もちろん、マスクはしていないけど…)でいったのに><;;
学校まで休んでしまい、まさに祭りを楽しみすぎた子ども(涙)

今はずいぶんよくなり元気ですが、くしゃみと咳にと悩まされつつ…


Baselでの初カーニバルは初日を満喫しすぎて(充分?!)、幕を閉じました。
ちなみに、Basel出身の人たちは、1週間有休をとってこの3日間に備えるほど!


カーニバルの終焉とともに、また冬の到来。
今日もマイナスになりました。

気温も変わりやすいこの時期、みなさんもお気をつけください。

カーニバルの写真は、また改めて!
# by ca_rino | 2013-02-22 08:36 | いべんと

ずいぶんご無沙汰していました。

昨年は、いろいろとありすぎて…
日本からも友人や親戚が遊びにきてくれたり、いろんなところへも行ったので書こう、書こうと思っているうちに時間だけが過ぎました。


遅くなりましたが、2013年もどうぞよろしくお願いいたします。
2013年も1ヶ月がすぎました!_d0179006_2353575.jpg


2013年2月から心機一転、また少しずつでもメモができればいいなと思います。


昨年は何があったかって…やはり引越し。
スイス最南端のTicino州のとある村から、北にあるBaselへと秋に転居しました。
家探しにはじまり、引越しも含めて…大変でした^^;;


言語もイタリア語からドイツ語へ。
前居住地はイタリアと国境を接していましたが、今回はフランスとドイツの2カ国と接する町。

スイス国内での転居といえど、言語変われば文化圏も変わる…ということで、新たなスタートです。


バーゼルでの新しい生活も織り交ぜながら、ゆっくり再スタートしたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします♪
# by ca_rino | 2013-02-01 23:59 | わたしのこと